日米進学通信

次の扉をさがせ!

今年度入試を終えて

今年度の入試が、すべて終了しました。ここまで日米文化学院で努力を続けてくれた受験生の皆さん、本当によく頑張りました。そして、その長い受験生活を支えてくださった保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。
受験というものは、不思議な時間です。結果が出るのは、ほんの一瞬。しかし、その一瞬のために、生徒たちは何百日もの時間を積み重ねてきました。思うように点数が伸びない日。自信を失いかける日。それでも生徒たちは、教室に来続けました。机に向かい続けました。その背中を、誰よりも近くで支えてくださったのは保護者の皆様だったことと思います。
今年の入試結果はHPに記載の通りですが、数字だけでは語りきれない物語がそこにはありました。講師と生徒が互いに励まし合い、時に悩みながらも前へ進んできた一年でした。まさに「チーム日米」と呼ぶにふさわしい入試だったと感じています。

「魂の15分」――今年、私が伝えたかったこと

入試が終わる3月、日米文化学院ではYTコース・中学部・高校部それぞれで卒業式を行います。講師やチューターが知恵を出し合い、生徒たちの門出を祝うこの行事は、私たちにとって一年の中でも特別な時間です。その中でここ数年行っている企画があります。中学部の卒業式で行う「魂の15分〜未来へのヒントを君に〜」です。各講師が教科の枠を超え、「今、どうしても伝えたいこと」を生徒たちに語る時間です。
今年、私はヘレン・ケラーの言葉を紹介しました。
When one door of happiness closes, another opens; but often we look so long at the closed door that we do not see the one which has been opened for us.
「幸せの扉が一つ閉じたときには、別の扉が開くものです。しかし私たちは、閉じた扉をあまりにも長く見つめてしまうために、せっかく開かれている扉に気づかないのです。」

閉じた扉の前で、立ち尽くさないために

受験という出来事は、まさにこの言葉を思い出させます。第一志望に合格する生徒もいます。
そうではない生徒もいます。その瞬間、目の前の一つの扉が閉じたように感じることもあるでしょう。ですが、私はこれまで多くの卒業生を見てきて、強く確信していることがあります。人生は、どの学校に進学したかだけで決まるものではない。むしろ、その後にどんな姿勢で歩んでいくのか。そこで人生は大きく変わっていきます。

自分にとっての閉じた扉

私自身も、これまでの人生の中で、いくつもの扉が閉じてきました。思い描いていた道が突然なくなったこともありました。無理にこじ開けようとしたこともあります。しかし、その扉は決して開きませんでした。それどころか、健康には人一倍気をつけてきたつもりが、ガンにもなりました。
しかし、今振り返ると、思うのです。これまでの全ての出来事がなければ、今の自分はいなかったのではないかと。
それぞれのときに閉じた扉の先には、実は別の道が用意されていました。そしてその道を進んできたからこそ、今こうして生徒たちと出会うことができているのだと感じています。

夢は、原則として叶わない

世の中ではよく、「夢は諦めなければ叶う」と言われます。しかし、私は少し違う考えを持っています。夢は、原則として叶わないものだ、と。けれど、それは決して悲しいことではありません。一つの夢が閉じるからこそ、人は次の夢に出会うことができる。もし人生が一つの夢しか持てないものだったとしたら、人はその夢が破れた瞬間に立ち上がれなくなってしまうでしょう。

Look for the next door.

人生には、必ず次の扉があります。ヘレン・ケラーは、先ほどの言葉の後に、こう続けています。“Look for the next door.”―次の扉を探しなさい。
人生とは、閉じる扉と開く扉が繰り返される旅のようなものです。もし今、入試の結果を前にして、閉じた扉の前で立ち尽くしている生徒がいるなら、こう伝えたいと思います。その扉を見続けなくていい。勇気を出して、顔を上げてください。
きっとすぐ隣で、静かに開いている扉があります。

保護者の皆様へ

そして保護者の皆様。ここまで子どもたちを支えてくださり、本当にありがとうございました。受験という時間の中で、生徒たちは確実に成長しました。それは、点数や合格校だけでは測れない、大きな成長です。
これからも子どもたちの前には、さまざまな扉が現れるでしょう。その扉を一つひとつ開けながら、彼らは自分の人生を歩んでいきます。その旅の途中で、日米文化学院で過ごした時間が、ふと背中を押す記憶になってくれたなら、これ以上嬉しいことはありません。
受験は終わりました。しかし、人生はここからです。どうか、次の扉を探してください。その扉を、自分の手で開けてください。道はその先にあります。

日米文化学院
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