日米進学通信

日米進学通信2019年度6月号「定期テスト返却のときの声掛けで次回の成績が決まる?」

 新学期から2か月が過ぎたこの時期、運動会や最終下校時間の延長、修学旅行などイベントが目白押しの中、梅雨入りもし、体力的には1年間でも最もキツイ時期かも知れません。そして、中学では今年度最初の定期テストが丁度行われる時期でもあります。

 実は日米文化学院は八千代のコミュニティーFM(ふくろうFM 85.8Mhz)で毎週金曜日午後3時40分頃から約10分間のコーナー(番組名「頭の良くなるラジオ」)を持っています。このコーナーに最近「子供の初めての定期テスト返却のときにどのような声掛けをすれば良いかわかりません」という質問が寄せられました。そこで今月は、この質問に答えながら保護者の方の声掛けや定期テストについて考えたいと思います。

 まず、前提として、子供は定期テストが嫌いです。なぜなら、テスト勉強をしたくないからです。でも、それ以上にテスト返却が嫌いなのです。もちろん、それは保護者の方の反応が気になるからに他なりません。では、そんな子供にどんな声掛けをすれば良いのでしょうか?

 ここでテストの点数が悪かった場合に「何なのよ、この点数は!もっと頑張らなきゃダメでしょう!」と言っても無駄ですし、「こんなんじゃゲームを捨てるわよ!」などと脅すのは最悪です。また、点数が良かった場合に、「よく頑張ったね!次回もまた頑張ってね!」などと言って褒めるのも、次回のテストを考えたときには決してプラスにはならないのです。

 これらの声掛けに共通しているのは、テスト結果だけに目を奪われているということです。テスト結果「だけ」に対して声掛けをすることで今後成績が上がる可能性は極めて低いと思われます。それはなぜかというと・・・、声掛けの内容が「具体的」でないからです。このことは、子供たちのテストを終えてのコメントにも言えます。結果が悪かった子供達は皆、そのときは「次は頑張ろう」と思っています。そんな子供達には是非、「何を頑張るの?」と聞いてみてください。それに対して、「次は英語を頑張る!」とか「社会の点数を上げるよ!」という具体性のない答えが返ってきた場合は要注意なのです。

 では、「もうちょっと早い時期からテスト勉強を始めるよ!」という少しまともな答えが返ってきたらどうでしょう。「じゃあ、いつから始めるの?」ということになると思いますが、実際いつから始めれば良いのかというと・・・、3週間前です。日米では定期テスト前に1教科あたり10時間の学習を一つの目安に考えています。すると、部活の時間や塾での学習などを考慮に入れると3週間前から始めなければ達成することは難しいのです。そして、実際に3週間前から日米の「定期テスト対策学習法」に沿って勉強を進めれば、ほぼ間違いなく「良い結果」が出てきます。

 しかし・・・、今までほとんど勉強をしていなかった子供にこの勉強法が非常に高いハードルであることも分かっています。そこで、少しでも「成績を上げよう!」と思うならば原点に立ち返り、「成績が上がる」とはどういうことかをご家庭で再確認して欲しいのです。すなわち、「成績が上がる」とは、「出来なかったことが出来るようになる」ことです。だから、定期テストに向けて「勉強する」とは試験範囲の中で「出来なかったことを出来るようにする」ことなのです。その具体的なやり方については今迄の通信でご紹介しています。また、日米の授業中でも繰り返し子供達には伝えていますし、今後も伝えていきます。

 定期テストも長い目で見れば子供達の成長につながる貴重な機会です。具体的には、「勉強の仕方」を確立させる機会であり、また、一つでも多く出来なかったことが出来るようになれば、それだけでも成長と言えるのです。もちろん、目先の内申点などを考えたときに、そんな悠長なことを言っている場合ではないこともあります。ただ、「あなたが定期テストを通して、1問でもいいから、今まで出来なかったことを出来るようにしくれたら、ママはそれだけで嬉しいな」と本気で言われた子供達はきっと心動かされると思うのですが・・・。(今回の通信は子供に見せない方が良いかも知れません 笑。)

 ともあれ、単なる「ダメ出し」や「脅し」そして、具体性のない「頑張れ!」から脱却すること。そして、子供達を信じて見守ること。これは保護者の皆様にとって「修行」であるかも知れません。ただ、日米は今後も、子供達を信じて、また、保護者の皆様と共に「修行」して参ります。一緒に前に進んでいきましょう!

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