日米進学通信

テスト返却のときの声掛け

 新学期から早くも2か月が過ぎました。今年度になってやっと、運動会や部活の大会、修学旅行なども制限つきながら再開されてきています。また、関東地方も6月の始めには梅雨入りし、最終下校時刻の延長も始まっています。恐らく体力的には1年間で最もキツイ時期かも知れません。そんな中でも日米にきてくれる生徒の皆さんは、それだけでも素晴らしいと思います。改築工事も2階部分はほぼ完成しました。新しくなった教室で、講師共々、やる気もアップしていきましょう!

 さて、この時期、小学部は全国統一小学生テスト(全統小)やYTコースの組分けテスト、中学では今年度最初の定期テストが行われます。特に、初めて全統小や定期テストを受けた皆さん、そして、保護者の方々はその結果が気になることと思います。ただ、結果もさることながら、テストが返却されたときの受け止め方や、保護者の皆さんの声掛けは、その後の子供達のモチベーションや次のテストにも大きく影響するかも知れないのです。そこで、今月は、テスト返却のときの声掛けや定期テストの捉え方について考えてみます。

どんな声掛けをすれば良いか?

 まず、前提として、ほとんどの子供達はテストが嫌いです。なぜなら、テスト勉強をしたくないからです。でも、それ以上にテスト返却が嫌いなのです。もちろん、「テスト結果に自分が絶望するかもしれないから嫌い」というのはあります。しかし、それ以上に嫌なのは「親の反応!」というのが、長年生徒の皆さんとの面談をやってきた結論です。では、テスト返却の際に、子供達にどんな声掛けをすれば良いのでしょうか?

テスト返却のときの声掛け

 まず、テストの点数が悪かった場合に「何なのよ、この点数は!もっと頑張らなきゃダメでしょう!」と言っても無駄ですし、「こんなんじゃゲームを捨てるわよ!」などと脅すのは最悪です。また、点数が良かった場合に、「よく頑張ったね!次回もまた頑張ってね!」などと言って褒めるのも、次回のテストを考えたときには決してプラスにはならないのです。

 これらの声掛けに共通しているのは、テスト結果だけに目を奪われているということです。テスト結果「だけ」に対して声掛けをすることで今後成績が上がる可能性は極めて低いと思われます。それはなぜかというと、声掛けの内容が「具体的」でないからです。このことは、子供たちのテストを終えてのコメントにも言えます。あまり結果が振るわない生徒の多くが、「今回はダメだった」など、結果にだけ言及しているのです。ただ、結果が悪かった子供達も皆、そのときは「次は頑張ろう」とは思っています。しかし、そんな子供達に、「何を頑張るの?」と聞いてみると、「次は英語を頑張る!」とか「社会の点数を上げるよ!」という具体性のない答えが返ってくることが多いのです。

 では、「もうちょっと早い時期からテスト勉強を始めるよ!」という少しまともな答えが返ってきたらどうでしょう。「じゃあ、いつから始めるの?」ということになると思いますが、実際いつから始めれば良いのかというと、推奨される時期は「3週間前」です。日米では定期テスト前に1教科あたり10時間の学習を一つの目安に考えています。すると、部活の時間や塾での学習などを考慮に入れると3週間前から始めなければ達成することは難しいのです。そして、実際に3週間前から日米の「定期テスト対策学習法」に沿って勉強を進めれば、ほぼ間違いなく「良い結果」が出てきます

 しかし、今までほとんど勉強をしていなかった子供にこの勉強法が非常に高いハードルであることも分かっています。そこで、少しでも「成績を上げよう!」と思うならば原点に立ち返り、「成績が上がる」とはどういうことかをご家庭で再確認して欲しいのです。すなわち、「成績が上がる」とは、「出来なかったことが出来るようになる」ことです。だから、定期テストに向けて「勉強する」とは試験範囲の中で「出来なかったことを出来るようにする」ことなのです。その具体的なやり方については今迄の通信でご紹介しています。また、日米の授業中でも繰り返し子供達には伝えていますし、今後も伝えていきます。

定期テストの捉え方

 定期テストも長い目で見れば子供達の成長につながる貴重な機会です。具体的には、「勉強の仕方」を確立させる機会であり、また、一つでも多く出来なかったことが出来るようになれば、それだけでも成長と言えるのです。もちろん、目先の内申点などを考えたときに、そんな悠長なことを言っている場合ではないこともあります。ただ、「あなたが定期テストを通して、1問でもいいから、今まで出来なかったことを出来るようにしてくれたら、ママはそれだけで嬉しいな」と本気で言われた子供達はきっと心動かされると思うのですが・・・。(今回の通信は子供に見せない方が良いかも知れませんね 笑。)

 ともあれ、単なる「ダメ出し」や「脅し」そして、具体性のない「頑張れ!」から脱却すること。そして、子供達を信じて見守ること。これは保護者の皆様にとって「修行」であるかも知れません。ただ、日米は今後も、子供達を信じて、また、保護者の皆様と共に「修行」して参ります。一緒に前に進んでいきましょう!

日米文化学院
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