日米進学通信

日米を卒業する皆さんに伝えたかったこと

 令和6年度年度入試の全日程が終了しました。日米の受験生全員、本当によく頑張ってくれました。また、それを支えてくださった保護者の皆様にも心より感謝です。合格実績は別表の通りです。中・高・大学それぞれの入試で、それこそ数字では分からない、様々なドラマが今年もありました。信じられないようなアクシデントに見舞われながら、最後まであきらめることなく挑み続けて、第一志望合格を果たした人がいました。一方で、残念ながら、本当に僅かの差で、涙をのんだ人もいました。生徒の皆さん全員が、必ずしも納得のいく結果になっていないことは、心苦しい限りです。

受験が終わっても学びに終わりはない。

 しかし、受験に向けてそれぞれ一人ひとりが全力で臨んだ道のりを我々は知っています。ここまでの道のりが無駄であるなどということは絶対にありえないと断言できます。そして、受験に合格しようがしまいが、人生は続きます。勉強は続きます。これは再三、この通信でも書いてきたことです。そのことは、日米生全員がわかってくれていると思います。受験が終わり、授業がなくなった今も、毎日自習室に通ってくれている新高校1年生の人たちがいます。「特に家にいてもやることがないから・・・」と言っていますが、間違いなく彼らは先を見据えてくれています。先日、新高1生向けに「大学入試説明会」を行いましたが、現在の大学入試のシステムは以前とは全く違ったものになっています。一日も早くスタートすることが肝要であることは間違いありません。何より、次のステップに向けて、躊躇なく踏み出している生徒の皆さんの様子を講師室から覗いて、胸を熱くする日々です。

スティーブ・ジョブズの言葉

 日米では、毎年受験を終えた皆さんに向けて、中学部・高校部は「卒業式」を、YTコースでは「卒業遠足」を行っています。それぞれに、日米スタッフは自らの「日米魂」を発揮するべく、様々な趣向をこらしたイベントを実施します。その一つが、中学部の卒業式で行われた「魂の15分〜未来へのヒントを君に〜」という、各講師がノンジャンルで自分が本当に語りたいテーマを熱く語るというものです。今年、私、武村は「『点』から始める英文解釈」というタイトルで実施しました。そこで扱った英文が、
“You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.”です。これはスティーブ・ジョブズがスタンフォード大で行ったスピーチの有名な一節です。訳すと、「未来を見据えて『点』をつなぐことはできない。できるのは過去を振り返って『点』をつなげることだけだ。だから、その『点』たちが将来なんらかの形でつながると信じるしかないのだ」という感じです。

 人生の「点」を作り出していく

 今、目の前でやっていることが、どんな結果につながるかなんて誰もわからない。でも、一見無駄に見えるものでさえ、必ずいつか、互いにつながって線になり、面になる。それを信じよう、ということなのです。勉強というのはまさに自分が作りだすことのできる「点」だといえます。そして、受験もしかりです。どんな結末であろうと、全てが確実に自分で作りだした「点」になっています。それが将来必ずどこかにつながるのです。その結果できた線や面は、元々の「点」がなければ出来上がらないものなのです。

 自分が生み出した「点」を信じてください。そして、これからも「点」を作り続けて下さい。その数が多ければ多いほど、人生は自分の予想を超えた喜びと驚きに満ちあふれたものになるのだと思います。日米が行っているのは、生徒の皆さんにできるだけ多くの点、大きな点を作ることのお手伝いをすることです。今回の卒業式も、参加者みんなの人生が大きく広がっていく上での点になってくれたことを祈っています。

 日米での新年度が始まり、新しい生徒の皆さんも加わり、また、新たな1年が始まったことを実感する毎日です。毎日の授業でのやりとりが新鮮であり、それぞれの授業での皆さんの成長こそが、自分の喜びであり、活力の源泉です。毎年、毎年、「過去最高」を更新し続けている卒業式。来年も、最高の卒業式が行われることを!

日米文化学院
https://nichibei-school.net/


〒276-0023 千葉県八千代市勝田台2-6-6
TEL:047-485-9647